AIは仕事を奪わない!?怖いのは新しい格差社会と要らない人

AIビジネスマインド

AI(人工知能)が発達すれば、人間の仕事を奪い、大量の失業者が街に溢れる。

 

 

こんな刺激的な話が、一部ではまことしやかに囁かれています。

 

 

AIは人間の仕事を奪い、人間を不幸にする元凶なのでしょうか。

 

 

・AIが人間の仕事を奪うは嘘

・AIの発達で仕事が減るも嘘

・AIは格差社会を加速させる

・AIが発達すると起きる、本当に怖いこと

 

 

 

AIの発展で予測されること

IT技術の発展に伴いまことしやかに噂されるのが「AI(人工知能)が人間の仕事を奪う」という話題です。

 

 

AIの普及は、間違いなく私たちの世界を一変させます。

 

 

そして変化を恐れない人々にとっては、大きなビジネスチャンスをもたらでしょう。

 

 

その結果、業務効率は格段に上がり、今できていないことができるようになります。

 

その結果、むしろ仕事は増えると言えます。

 

 

ところが、AIは格差社会を加速させることが予測されます。

 

 

なぜでしょうか。

 

 

 

AIを基準にした事実上の裁判が始まる

まず結論を言ってしまいましょう。

 

 

AIが人間の仕事を奪うのかという疑問に対する答えは、NOです。

 

AIが人間の仕事を奪い、人間を労働市場から締め出すかのようなイメージを持つのは、明らかに誤解です。

 

 

SFの世界で描かれるほど高度なAI技術は、そう簡単に普及するものではありません。

 

 

莫大な開発費用、そして設備投資が必要だからです。

 

 

AIは人間の仕事を奪いません。

 

 

むしろ、AIが担う作業を管理する、という業務は増えることが予測されます。

 

 

ところがAIの担う業務が増え、仕事が増えているのに、就業できない人が現れるでしょう。 

 

 

 

それは以下のような人たちです。

 

 

< 仕事が増えたAI化社会で仕事を失う人の特徴 >

・能力の低い人

・給料は高いのに、成果を出していない人

 

 

能力のない人、給料は高いのに成果を出していない人は、要らない人として認定されます。

 

 

さらに人間が担う仕事は、次のように二極化する可能性が大いにあります。

 

 

< AIの普及で二極化する労働市場 >

・AI導入より安く雇用できるという理由で、安価な賃金の仕事に就く人々

・AIを管理するスキルを持っているために、高い賃金で雇われる人々

 

 

AIが普及した社会では、このようにスキルの有無で労働者は振り分けられます。

 

 

 

そしてAIを管理しAIを教育できるので高給を得られる人々と、AI導入の設備投資費用より安く雇用できるという理由で安価に雇用される人々に二極化した結果、経済的格差が拡大する事も予測されます。

 

 

 

AIは人に左右される

AIというと、SF映画などに描かれる自分の意思を持ち自己判断で人間を裁こうとする超ハイテク機械を連想する人が多いでしょう。

 

しかし現代のAI技術は、全くそういったレベルには達していません。

 

 

そもそもAIとパソコンは問題の処理方法が全く違います。

 

 

コンピューターは、自分自身で経験値から学習していきます。

 

一方のAIは、人間があらかじめ規定したプログラムの範囲でしか機能しません。

 

 

AIは、プログラムを規定する人間のレベルによって、その機能性が大きく左右されます。

 

 

つまりAIが発達する時代において非常に重要な役割を果たすのは、AIに教育を施すことができる人材です。





AIを適切に教育できる人材とは

AIを適切に教育するために必要なのは、物事の本質を普遍化し、重要なポイントを体系化できるスキルです。

 

 

< AIを教育する人に求められるスキル >

・物事の本質を普遍化する

・重要なポイントを体系化する

 

 

 

例えば、AIに「笑い」を学習させると仮定します。

 

 

AIはたくさんの笑っている顔の画像を見せられれば、それらを「笑い」のデータベースとして理解します。

 

 

この時ポイントになるのが、「笑い」の範囲をどう捉えるかです。

 

 

笑いと一言で言っても、爆笑、微笑、冷笑、口元だけ笑って目が笑っていない笑い、表情には表れないけれど実は笑っているなど、ありとあらゆるパターンが存在します。

 

 

「笑い」の本質を明確に捉え、細かに体系化し、微細な差異も含めてAIに教えなければ、AIは「笑い」に対して十分な理解と判断力を持つことができません。

 

 

人間は、親や教師以外の環境からも自発的に、数多くの学びを得ます。

 

 

しかしAIは教わった情報が全てです。

 

 

AIを教育する人間のスキルが、AIのクオリティを大きく左右します。

 

 

そのためAI時代には、適切にAIを教育できる高度な知性と思考力を持った人材が高く評価されます。

 

 

なおAIを教育することは、プログラミングスキルとは無関係です。

 

 

むしろAIが発達すれば、PHPやC言語を駆使してプログラムを書くという作業自体も不要になるでしょう。

 

 

プログラミングがITスキルではなくなり、AIを教育できる包括的な知識と思考力こそがITスキルになる時代が訪れます。

 

 

 

 

AIに関する予測データの誤り

AIが人間の仕事を奪う脅威であるという説は、どこから発祥したものでしょうか。

 

 

今となっては数多くの反証がなされていますが、その元凶を把握しておきましょう。

 

 

恐怖のAIが人類を滅ぼすという都市伝説

AIが人間の仕事を奪うという都市伝説は2013年頃、オックスフォード大学のマイケルAオズボーン准教授らが著した論文が引き金と言われています。

 

 

オズボーン准教授の論文の要旨は「10から20年以内に、現存の47%の仕事がAIによって奪われるリスクがある」というものです。

 

 

この論文の要旨を引き金に、AIは人間の仕事を奪う脅威であるという論争が一気に広まりました。

 

 

確かに、たった20年で労働者の半数が失業するリスクがあると言われれば、AIを恐れおののくのも当然といえます。

 

 

2015年には、野村総合研究所が日本におけるコンピューター化と仕事の未来という題材で推計を発表しています。

 

 

この論旨は、日本の労働人口の約半数が、AIやロボットで置き換えが可能というものです。

 

 

先のオズボーン准教授の論文を踏襲したものと言えるでしょう。

 

 

「AIが仕事を奪う論」の見落とし

オズボーン准教授の論文、そして野村総合研究所の推計双方が共通して見落としている点が3つあります。

 

 

1:AI導入に伴い、AIを管理教育する仕事が新たに必要になる

2:AI導入に際しては、莫大なコストがかかる

3:AIの発達で生まれてくる新たな仕事がある

 

 

オズボーン准教授の論文では、様々な業務が自動化されることにより、雇用が減少すると主張しています。

 

 

野村総合研究所の推計でも、一般事務員、組み立て工、タクシー運転手、レジ係といった具体的な職種を挙げて、AIに取って代わられる恐れがあると言及しました。

 

 

しかしいくら作業自体が自動化されても、AIに教育し、作動を管理する必要があります。

 

 

またAIの導入に関しては莫大な費用が必要です。

 

 

コストに見合った内容の業務にしか、AIを導入できないのが実際のところでしょう。

 

 

導入にかかる経費を考慮すれば、AIが普及したからといって全ての企業がすぐにAIを全面導入できるわけではありません。

 

 

また自社の用途に合わせてAIを教育できる人材が揃わなければ、AIを導入しても適切に動作させることができません。

 

 

またAIは論理的思考には強いものの、人間の感情のように不条理で不安定な物に対応するのは苦手ですから、対人コミュニケーションを必要とする職種では当面AIが最前線で活躍するのは困難でしょう。

 

 

このことからも、AIが人間の仕事を奪う脅威であるという論説は強引すぎると言えます。 

 

 

 

 

AIは低賃金労働者を増やす

AIは、スキルを伴わない代替可能な業務を労働者から奪い取ると思われている節があります。

 

クリエイティブで創造性が高い職業は、AIでは代替不可能という思い込みも見受けます。

 

 

しかし実際にAIによって仕事量が減少し、スキルの有無によっては不要になる人が現れる可能性が高い職業は2パターンあります。

 

 


・高い賃金で単純な知識や能力に依存した職業

・クリエイティブで創造性が高い職種

 

 

 

単純作業なのに高賃金の仕事はAIが奪う

企業は利益を上げるためにコストを最優先します。

 

AIという新しい選択肢が導入されれば、コスト面で割に合わない仕事はAIに置き換えるのが自然な流れです。

 

 

現在高い賃金を支払っているものの、単純作業かつ知識や能力の向上が必須ではない職業はAIに切り替えれば、人件費を抑えてより多くの利益を出せるようになります。

 

 

具体的には、医師、弁護士、会計士といった士業やパイロット、アナリストなどがこれに当たります。

 

 

クリエイティブは人間だけのものではない

創造性やクリエイティビティと言うと、AIよりも人間の方が優れていると考えがちです。

 

 

しかし、私達がクリエイティブと呼ぶものの全ては、過去に体系化されたものを解体し再構築しているに過ぎません。人間は、全くのゼロから何かを生み出しているわけではないのです。

 

 

つまり、AIにクリエイティビティの本質を体系的に教育することができれば、AIは優れたクリエイティビティを発揮することが可能になります。

 

 

そのためアートディレクターやWebデザイナー、音楽のディレクターと言ったクリエイティブ職も安泰とは言い難いでしょう。

 

 

AIの普及でスキルのない人は要らなくなる

AIが普及しても当面は、低賃金労働者の仕事が奪われることはないでしょう。

そして大した付加価値もないのに、人手が足りないというだけで高賃金を得て業界に目指してきた人々こそが、AIに仕事を奪われる美人罪の対象となることが予測されます。


AIが普及する時代がくれば、物事の本質を理解し、体系立てた思考力のある本当に賢い人々。

つまりAIを教育できる知性と教養に溢れた人々のみが、高い賃金を得て業務にあたります。


一方でスキルのない要らない人々は、AIにさせる価値のない仕事に、低賃金で就く時代が訪れることは明白です。

 

 

AI導入で仕事は減ることは考えにくいでしょう。

 

しかし一人一人の能力が浮き彫りになり、要る人材と要らない人材がふるいにかけられます。

 

 

仕事ができるフリが一切通用しない社会へとあゆみを進めるのです。

 

 

 

 

要らない人にならないために

AIで自動化された社会で、その利便性に酔うだけでは、AIを操る人々に搾取され、ただの要らない人になってしまいます。

 

 

AIを自動化させるための仕組みを作り、AIに教育する側に立つことが、AI社会で成功する秘訣です。

 

 

そのために必要なのは、自己投資して本を読み、物事の本質を学び、自分の頭で考える力を身につけることです。

 

 

AIに使われ流されるのではなく、AIを使いこなす人材になるしかありません。

 

 

 

そのために今から準備しておくべき4つのことを挙げておきましょう。

 

・自己投資してスキルアップする

・思考力を鍛える

・AIが苦手とする人間心理に精通する

・コミニケーションスキルを磨く

 

 

 

そして、自己投資するための資本を得るために、支出をコントロールし、資産運用して、自分という資産を大きく育てるための原資を手に入れるのです。

 

 

大衆は容易に便利に流され、搾取されます。

 

AIは私たちから何にも奪いません。

 

奪っているのは、AIを操る人々です。 

 

 

AIというツールの向こう側でAIと共に世界を操る側に立てるか否かは、今自分を磨くか否かにかかっています。

 

 

本、読んでいますか。

学んでいますか。

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